医局長のつぶやき

2020年02月

2020.2.6~2.8 第12回 植込みデバイス関連冬季大会

医療系研究科博士課程2年 松浦 元

2020年2月6日~8日の期間名古屋にて開催されました第12回植込みデバイス関東冬季大会に参加させていただきましたのでご報告させていただきます。

学会では、近年普及してきている、着用型除細動器、リードレスペースメーカ、皮下植込み型除細動器などのデバイス関連の演題が多かったように思います。シンポジウムや特別講演、演題発表の他、心臓解剖標本展示やトラブルシューティングなど非常に勉強になる会でした。

当院の不整脈班スタッフDrからは前大会の大会長を務めておりました庭野先生をはじめ、
深谷先生、岸原先生がそれぞれコメンテーターや座長、Oral Sessionをなさっておりました。

不整脈班の大学院生からは、Oral Sessionでは堀口先生、松浦(筆者)が発表させて頂きました。

・堀口先生「Torsaes de pointesで発症したペースメーカ術急性期たこつぼ心筋症の1例」
・松浦「低身長低体重の高齢女性に対するリードレスペースメーカ植込み術の検討」

堀口先生の発表は、上記のようにペースメーカで起こった合併症としては珍しいCaseであり、興味深かったです。堀口先生は発表慣れされており、とても落ち着いており、座長を深谷先生が務められており、北里チームという感じでした。

私は、リードレスにおける検討についての演題発表をさせていたきましたが、他施設の経験豊富な先生のご意見などとても勉強になりました。発表会場では、岸原先生が質疑応答に積極的に参加されており、会場全体がとても盛り上がっていたように思います。
今回の発表に関しては指導医である岸原先生には何度もスライドのブラッシュアップに付き合っていただき、とても感謝しております。ありがとうございました。

Poster Sessionでは西成田先生、小林先生、荒川先生、白川先生、佐藤(哲郎)先生がそれぞれ発表を行いました。

・西成田先生 「DDDペースメーカ植込み術後に左上腕血栓性静脈炎をきたした心サルコイドーシスの1例」
・小林先生 「当院におけるリードレスペースメーカ登場によるペーシングデバイスの現状」
・荒川先生 「リードレスペースメーカ植込みにより冠動脈損傷をきたした1例」
・白川先生 「遠隔モニタリングと心拍変動解析を用いた植込み型除細動症例の致死的不整脈にベントの予測」
・佐藤先生 「特発性心室細動に対する完全皮下植込み型除細動器により金属アレルギーを生じた1例」

不整脈班大学院の先輩方の発表も拝聴でき、今後の参考にさせていただきつつ、自分のスキルアップにつながるように精進する意欲がわきました。
Case reportや臨床研究などを通して、早速、大学での業務にも還元していきたいです!!

筆者は、岸原先生にStudy含めて最近ご一緒する時間が多いためか、写真も多めになっております。

飲み会では、スタッフの先生方の熱いお話も聞かせて頂き、やる気が出ました!!

また、学会以外では、荒川先生の指導のもと、小林先生とサウナにも参加しました(笑)。
体を洗った後、サウナ室に12分⇒水風呂⇒休憩を繰り返し行い、体を清める(?)ことを繰り返し行いました。明言も飛び出しつつ、とにかく楽しかったです。結果的に何時間滞在したのでしょう。。笑

サウナ中も何気なく、荒川先生、小林先生とは演題内容につき協議しつつ、質疑応答対策などすこしブラッシュアップすることもできました。ありがとうございます!特に、小林先生には、移動中なども大学院でのStudyや動物実験など含め、アドバイスをいただきいつも感謝しております。

今学会に参加することで、非常に貴重な講演、演題を拝聴でき、今後の臨床や研究に還元していきたいと強く感じました。
今後もさらに精進して参りますので、何卒ご指導ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。