医局長のつぶやき

2016年07月

2016年 テルモメディカルプラネックス カテーテル研修

循環器内科 柿﨑 良太

今年もテルモメディカルプラネックス・カテーテル研修が開催されました。参加してくれた研修医2年目の6名(朝倉清史先生、井上佳名子先生、木幡あや那先生、田上和磨先生、中田匠哉先生、三谷優太朗先生)に加え、サプライズな飛び入り参加もあり大変盛り上がりました。
6月25日、晴天の土曜日に大学に集まり、まずは講習会「Meet the Cardiologist」です。研修医の先生方の真剣な表情が見られました。(写真1)その後、下浜孝郎先生によるシミュレーターを用いたカテーテルの実技練習がありました。こちらもみんな真剣です。(写真2)ここで、偶然に通りかかった同じく研修医2年目の三村悠祐先生(写真3)がシミュレーターを用いた実技講習を受けた後、このまま研修に参加することになります。

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(写真1)

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(写真2)

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(写真3)

一同は大学を出発してバスで箱根へ。まずはここで一回目の乾杯。(写真4)箱根の旅館に到着し、温泉を楽しんだ後に二回目の乾杯(大情報交換会)です。 (写真5)おいしいごはんを頂きました。(写真6)二次会はカラオケ。(写真7)三次会は部屋のみと楽しい夜は続きます。

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(写真5)

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(写真6)

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(写真7)

翌26日、旅館を出発し(写真8)、テルモメディカルプラネックスに移動しました。(三村先生は早朝に帰宅)ここでは模擬PCIをしてきました。(写真9, 10, 11)ステント留置や心筋生検を初体験し、循環器内科の魅力の一つであるカテーテルを肌で感じていただけたのではないでしょうか。(写真12)

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(写真9)

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(写真10)

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(写真11)

ka12(写真12)

このあと、3回目の乾杯(大反省会)をしたことは言うまでもありません。参加してくれた研修医の先生方からの感想を掲載させていただきます。次は北里循環器内科の一員としてカテーテルで活躍してくれることを祈っています!ご協力いただいた皆様、どうもありがとうございました。

朝倉先生: テルモPCIトレーニングに参加させていただき、病院の研修では見て学ぶことが多かったPCIの手技を、実際に自分でカテーテルを操作することによって、細かい部分まで以前より理解を深めることができました。また、カテーテルには多くの種類があり、操作にも様々な戦略があることを教えて頂き、カテーテルの奥深さを知ることができました。今回のトレーニングでは大情報交換会、大反省会も含め多くの上級医の先生方にご指導を頂くことができ、とても充実した2日間になりました。

井上先生: テルモカテーテル研修では、いつも後で眺めているだけだったPCIを、初めてさせて頂きました。今回は模擬PCIをしてきましたが、「狭いところを広げるってかなり気持ちいいだろうな、やりがいがあるのだろうな」と実感した一日でありました。沢山のご指導をして下さった先生方、本当にありがとうございました。前夜の飲み会から含め、循環器の良き思い出となりました。

木幡先生: 循環器内科研修の中でカテーテルに触れる機会は数多くありましたが、実際に生体に対してPCIをする機会をいただけたことは本当に貴重な経験となりました。IVRセンターで先生方のカテーテル治療に幾度も同席させていただく中で手技のイメージはできておりましたが、実際に自らカテーテルを握ると、ワイヤーの進みのわずかな変化やステント留置位置の決定などの判断に非常に迷いました。自分の判断と技術が治療結果に相関することは非常にやり甲斐になると感じました。貴重な経験をさせていただきまして、本当に有難うございました。

田上先生: 循環器内科ローテート後に幸いにも、模擬PCIを行う機会を得させて頂きました。CAGと違い、PCIは一発勝負であり患者の生死を分けるため、とても緊張感がありました。研修医の身であるため、臨床現場でPCIを行う事はないので、今回の研修はPCI術者の立場を経験する貴重な機会となりました。先生方の指導も非常に丁寧であり、虚血性心疾患への興味がより深まりました。

中田先生: 臨床で先生方がするPCIを近くで見学し、事前に模擬心臓でのシミュレーションを何度も行い、手順などは覚えているつもりで参加しました。しかしいざ動いている心臓で自分がやるとなると、カテーテル操作の手の感覚、緊張感などが全く違い、何気ない操作でさえ難しいと感じました。このような機会がなければ体感できないような貴重な経験をでき、かつ笑いの絶えない大情報交換会もある長くも短くもあるような二日間となりました。先生方を始め、関係者の方々本当にありがとうございました。

三谷先生: 今回研修で初めてステント留置をさせて頂きました。ガイドカテ・ワイヤー操作も覚束ない段階なので、位置決め・留置・確認造影をすることにはすっかり消耗しました。しかしAMIなどの緊急時には、以上の手技を正確に迅速に行う必要があることを考えると、経験を積み自信を持って望まなければと臣追います。研修期間中にこのような機会に恵まれたことは非常に刺激になりました。循環器内科に進路を決める身として、一つずつ出来る事わかる事を増やしていきたいと思います。

三村先生: 今回テルモPCIトレーニングに参加させて頂きました。飛び入り参加で、かつ肝心のPCIを行う前に途中で帰らねばならない自分を誘って頂き、循環器の先生方の優しさを知る1日となりました。実際にPCIを経験した同期の話を聞き、自分もPCIの緊張や感動を実感したかったです。また大情報交換会や先生方と食べた薄味のみそラーメンもとても良い思い出となりました。先生方を始め、関係者の方々にはこの場をお借りしまして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。