医局長のつぶやき

2016年09月

第64回心臓病学会学術集会に参加して

循環器内科 鍋田 健

心不全班の鍋田です。
今回9月23日から25日まで東京国際フォーラムで行われた第64回心臓病学会学術集会に参加してきましたので報告させていただきます。
心臓病学会学術集会は循環器疾患全般を扱う国内屈指の学術集会の一つです。今回は会場がかなり大きいこともあって、各セッションに余裕を持って参加することができました。ただ昨年に続き、当科にとって重要な公式イベントである平塚の24時間マラソンと日程が重なっていたこともあり、例年よりは少し参加者が少なくなってしまいました。その中で池田先生が「心不全における多臓器不全」のシンポジウムに初のシンポジストとして参加し、腸管浮腫と心不全に関する演題を発表し多くの反響を得ておりました。他にもポスターセッションを中心に多数の発表があり、私は虚血性の心不全における心臓MRI所見に関する発表を行ってきました。
また今回の学術集会ではJCC-JECCS共同プログラムとして、新たに入局した若手医師を対象として、患者シミュレーターを用いたベッドサイド診察手技のレクチャーと実践的トレーニングを行うセッションがありました。そこで来年度入局を決めてくれた研修医2年目の永田先生、朝倉先生。かなり前向きに考えてくれている中田先生を引き連れ、入局2年目の桂先生、小林先生に引率をお願いし参加してきました。現在では、なかなか学ぶ機会の少ない診察手技を体系的に学ぶことができ非常に好評だったようです。会の終了後は有楽町の焼き鳥屋で打ち上げを行い、24時間マラソンに合流する朝倉先生・中田先生を尻目に帰宅の途につきました。

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写真:シンポジウムで発表する池田先生

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写真:2日目の参加者集合写真。右から3番目が筆者