医局長のつぶやき

2017年05月

石田弘毅先生の自己紹介

循環器内科学 助教 石田 弘毅

はじめまして。今年の4月からお世話になっております石田弘毅と申します。2015年から2年間、スペインのバルセロナのHospital Clinic Barcelonaに留学しておりました。留学先ではクリニカルではなく、冠動脈イメージングの解析のリサーチをしておりました。具体的には依頼されたOCTやQCAの解析を行ったり、そのデータを用いて論文を書いたりしていました。留学先の病院はヨーロッパや南米などから多くの留学生が集まっており、アルゼンチン、メキシコ、パラグアイ、イタリア、ポルトガル、パナマ、ペルー、ロシア…など様々な国のフェローが働いておりました。それぞれがいろいろなビジョンを持って留学をしており、とてもいい雰囲気でした。基本的な会話はスペイン語であり、言葉の壁はやはり感じました。カンファレンスはもちろんスペイン語です。がんばってスペイン語を勉強しましたが10%も理解できるようになったか…といった感じでした(とくにカンファレンスでは議論が白熱して来ると皆大声で早口で話します)。それでも上の先生や友人は英語で話してくれて、解説してくれたり、コメディカルのみんなはゆっくりとスペイン語を話してくれたりしてくれて親切にしてくれたのでなんとかやっていくことができました。大変なこともあり、楽しかったこともあり、人間としての多くの経験を積むことができた2年間でした。そんな2年間のスペイン生活を過ごした後、北里大学の循環器内科で働かせていただける事となり大変うれしく思います。北里大学の循環器内科に来て感じたことは、皆モチベーションが高く、新しいことに挑戦しようという気持ちが強いということです。また、臨床も研究もバランスよくされているなと感じました。私もそのいい雰囲気の中で、留学で学んできた経験を生かしてがんばっていければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

i1c1.サグラダファミリア i2c2.グエル公園
i3cHospital Clinic Barcelona