循環器内科学 助教 鍋田 健
心不全班の鍋田です。今回私は秋田キャッスルホテルで行われた第21回心不全学会学術集会に参加しましたのでそのご報告をさせていただきます。行ったことがない地域に行くことができるのも学会の醍醐味の1つ、私にとって秋田はそれにあたり、この機会に訪れることができるのを楽しみにしておりました。
秋田の気温は昼20℃、夜10℃で夜は肌寒かったのですが、当時(10月2週目)関東もこの時期としては異常な寒さでしたので、あまり違いを感じませんでした。その地域の食を楽しむことも学会の楽しみの1つですが、秋田では稲庭うどんときりたんぽ、だまこ鍋(きりたんぽを団子状にしたもの?)などを地元の日本酒とともに楽しみました。中でもカレー付け汁の稲庭うどんは絶品でした。またちょうど学会場の目の前でオクトーバーフェストもやっており、夕食前にソーセージを片手に一杯を楽しむことができました。
学会は「超高齢化社会と心不全」と銘打って行われ、現在本邦がかかえている高齢化に伴い心不全患者が急増する現況に対して、どのように対応していくかということがテーマとなりました。そのためか従来よりも高齢者への対応やリハビリテーション、終末期医療などのセッションが多かったように思えます。当院からは私を含め7演題の発表があり、また静岡市立清水病院へ出向中の矢﨑先生からも大学病院時代の重症心不全症例の症例報告を行いました。どの演題でも多くの質問をいただき北里大学の心不全チームをアピールできたかと思います。また北里研究所病院部長である猪又教授は多くのセッションで座長をつとめ、ランチョンセミナーでの講演など多方面で活躍されていました。嬉しいニュースがあり、当科前教授である和泉名誉教授が今回学会賞を受賞されました。受賞講演では私が入局する以前からの昨今までの和泉先生の業績が提示され、さらには現在も高齢者心不全を中心とした診療・研究を行っていることも示され、その偉大さを改めて知ることになりました。
学会2日目の夜は鹿児島に帰られた竹端先生や北海道に戻られた大堀先生も交え、やむを得ない事情で日帰りになってしまった飯田先生を除いたメンバーで飲み会を行い非常に楽しい時間を過ごしました。また次回以降も積極的に参加し、当院からの情報発信を行っていこうと思います。
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藤田先生の発表 | 甲斐田先生の発表 | 研修医伊野先生の発表 |
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猪又教授のご講演 | 矢﨑先生の発表 | 前川先生の発表 |
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筆者鍋田の発表 | 飯田先生の発表 | 小板橋先生の発表 |
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和泉名誉教授の受賞講演 |
全員集合
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