医局長のつぶやき

2017年11月

2017.11.11〜11.15 AHA (American Heart Association) Scientific Sessions 2017 in Anaheim

医療系研究科博士課程3年 根本 照世志

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今回、AHA Scientific Sessions 2017に演者として参加いたしましたので報告させていただきます。
今年のAHA Scientific Sessionsは11月11日から15日までの5日間、カリフォルニア州アナハイムにて開催されました。AHAはACC、ESCと並び世界三大循環器学会の一つに数えられており、その中でもAHAは最も格式高く歴史ある学会とされています。今回、当教室からは私を含め、鍋田先生、中村先生の3人が日頃の研究成果についての発表の機会を与えていただき、また指導医として阿古教授、深谷先生、岸原先生にもご引率いただきました。
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<発表者三人の演題>
Nemoto T, et al. Flow-mediated dilation is associated with neither coronary stenosis severity nor focal plaque vulnerability in the statin era.
Nakamura H, et al. Fibrillation Cycle Length in Surface Electrocardiogram Predicts Cardiovascular Event in Patients with Long-standing Persistent Atrial Fibrillation
Nabeta T, et al. Clinical Significance of Re-worsening Left Ventricular Function in Patients with Dilated Cardiomyopathy
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会場となったAnaheim Convention Centerでは、まず国内の学会との規模の違いに驚き、他の演者の先生方の研究内容を拝見し、非常に勉強になりました。ポスター発表については、慣れない英語に苦戦しながらも無事に自身の発表を終えることができました。

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少々遅い夏休みを兼ねてということで夫婦で参加したこともあり、観光もさせていただきました。サンタモニカでの素晴らしい景色の中での早朝ランニングやシーフード料理、岸原トラベル(株)プレゼンツのロサンゼルス市内観光、アナハイムの学会会場に隣接しているディズニーランドなど、会期中の空き時間も思う存分満喫してきました。このようなご褒美は国際学会ならではです!

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普段はどうしてもそれぞれの専門分野内での交流が多くなりがちですが、今回のような学会に同行した際には、お酒を酌み交わしながら仕事の話だけでなく、専門分野の垣根を越えた深い交流ができたことも、思い出深いものとなりました。私にとっては初めての国際学会となったAHAですが、様々な面で非常に刺激を受け、今後のモチベーションにもつながるとてもいい経験になりました。

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最後に、今回の発表にあたり多くの先生方にご指導・ご協力頂きました。この場を借り厚く御礼申し上げます。この経験を日常臨床や今後の研究に活かしていきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。