循環器内科 病棟医 飯田 祐一郎
第82回日本循環器学会学術集会の参加発表につき、医局長のつぶやきにて報告致します。
今年は大阪国際会議場、リーガロイヤルホテル大阪、堂島リバーフォーラムでの開催で、テーマは「Futurability ~ 明日の循環器医療を拓く ~」(写真1)でした。最新の研究や臨床の話が非常に興味深いものが多く、身体一つでは回り切れませんでした。special session『レジェンド道場~悩んでいるなら俺に聞け!』といった特別会場での発表も思考を凝らしており勉強になりました。今回は手塚治虫氏のブラックジャックや多くのキャラクターが使用され、桂三枝師匠の講演があったりして、いつも以上に華やかな印象があったのは私だけでしょうか。
我々からは計5演題を発表致しました。特に大学院2年生の堀口先生は、データが膨大ななか半泣きになることもありながら必死に集めて出した結果が形になって素晴らしいです。(写真2)
また3月に大学院を卒業した藤田先生は成人先天性心疾患を専門とし、大学院の最後半年に国内留学された九州大学での症例にてまとめた解析を元の解析です。今後増えていく症例であり、より一層の結果が期待できます。
(写真2) |
及川先生は、心肺停止症例に関しての検討について、成毛先生は特発性拡張型心筋症の左室逆リモデリングと骨格筋の検討についての発表をされました。流暢な英語でのプレゼンテーションをされており、学ばせて頂きました。私は『Prognostic impact of urine/blood urea nitrogen (UUN/BUN) in patients with acute heart failure』と題した、急性心不全患者における尿中尿素窒素と血清尿素窒素に関する検討を発表させて頂きました。今後、検討もさらに深く解析を行っていきより良い論文を目指してまいります。英語の勉強がまだまだまだ必要だと痛感させられました。(写真3)
(写真3) |
会期中の中日に恒例の懇親会がありました。大阪でもやはり「night professor」の異名をお持ちの野田先生が活躍されており多いに盛り上がりました。(写真4,5)
私は最終日発表でしたが、発表後の帰路につく前に偶然、日本循環器学会の公式ゆるキャラのすわん君に遭遇しました。これはと思い、4月から国立循環器病センターへ行かれる石井先生と共に記念写真を撮らせて頂き良い記念になりました。なぜかすわん君公式のTwitterに上げっていました。(写真6)
(写真6) |
盛り沢山の会でしたが、多くの刺激をもらい、より精進研磨していかなければならないと背筋が伸びる機会となりましことを結びとさせて頂きます。
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