医局長のつぶやき

2018年06月

つぶやきat Euro PCR 2018 in Paris

循環器内科学 助教 石田 弘毅

「大丈夫ですか?何かお探しですか?」
不審そうな顔でCAさんにそんな事を聞かれながら、僕のパリへの旅は始まった。僕はただ、出発前の機内のトイレを待って立っていただけであったのだが、ただ少しお酒に酔っていたのがまずかったようだ。
成田空港につき、飛行機を待っていたところ、東條先生と偶然同じ飛行機であったので、待ち時間にビールをご一緒したところ、早起きの睡眠不足とすきっ腹が相まってとても酔いが回ってしまったというわけである。さらにもともと僕は少量のお酒でも顔が真っ赤になってしまうため、機内でどうやら危険な酔っ払いとして対応されたようである。
そんな旅の始まりであったが、久しぶりに子連れでない飛行機であり、さらにtransitなしということで、ひたすら眠っていたら、気が付けばパリについていた。パリ、そんなに遠くないかも。
到着後の夜はルイヴィトンの本店の目の前のレストラン(写真1,2)で食事をしたが、さすがルイヴィトン、店の前には鮮やかな色のフェラーリ、ポルシェ、マクラーレンが止まっている。1台でいいから譲ってほしい。そう思っていると大粒の雨が降ってきた。そういえば2年前のEuro PCRの時も大雨が降って雨が止むまでひたすらテラスで飲んでいたな…。そんなことを思い出していたら帰るころには雨がやんでくれた。

(写真1)

(写真2)

今回の旅の目的は、ポスター発表もちろんのことであるが、留学時代の恩師、友人に会うことであった。とはいえ、会場はかなり人が多く、簡単には会えなさそうであったので、プログラムのアプリで友人の発表を探し、待ち伏せして会っていった。友人は皆元気そうであった。スペイン語まだ勉強している?と聞かれたけど、そうスペイン語で言われたことを聞き取るのがやっとであった。お互いの近況を語り合い、皆それぞれがんばっていることを確認した。また留学時代のボスのManel Sabate先生にも会い、早く論文を仕上げる用に言われ、少なくとも今年度中には…と約束した。がんばらねば。(写真3,4,5)

(写真3)

(写真4)

(写真5)

二日目の夜には北里梨紗先生主催の阿古先生を囲む会in Parisが開かれた。会には梨紗先生、阿古先生、東條先生、塩野先生、澤城先生、目黒先生、箸方先生とお母様、そして私が参加した(写真6)。Republiqueという駅のちかくのBotanique Restaurantというお店で、梨紗先生のご友人の方がソムリエをされているという、素敵なレストランであった。その日はあいにくの豪雨で、なんと学会会場の地下鉄が一部浸水したりして、交通機関がマヒし、皆集合するのに難渋した(写真7)。それでもなんとか皆あつまることが出来、会は無事開催された。食事はというとめちゃくちゃ美味しい。さすがトリップアドバイザー4.5点のお店…素材を生かした美味しい料理とさらに美味しいワインで幸せな時間であった。梨紗先生のふとした瞬間話すフランス語が極めてかっこよかった。僕もフランス語話せるようになりたい…。夢のような時間はあっという間に過ぎ、気が付けば12時近くまで飲んでいた。帰りには雨も止んでおり、皆でいい気分で、地下鉄で各々のホテルに帰った。(写真8-11)

 

(写真6)

(写真7)

(写真8)

(写真9)

(写真10)

(写真11)

今回僕はオルセーにもルーブルにも行かなかったが、最終日にこっそりクラシックのコンサートに行った。シャンゼリゼ劇場というシャンゼリゼ通りの脇を入ったところにある比較的小さな劇場であったが、当日券がとれたので行くことにした。内容はなかなかよかったが、時差の関係で途中眠くなり、半分くらい寝てしまった。(写真12)

(写真12)

そんなこんなで僕のEuro PCR 2018は終わった。
ちなみに旅の途中、どうしてもがまんできなくなり、日本から持ってきたカップラーメンを食べてしまったのは秘密である(さらにこれが今回の旅一美味しかったことも)。(写真13,14)

(写真13)

(写真14)