医局長のつぶやき

2018年07月

2018年7月 日本不整脈心電学会

医療系研究科博士課程2年 荒川 雄紀

北里大学循環器内科学 大学院2年生の荒川と申します。今回7月11日~14日、東京で開催された日本不整脈心電学会に参加、学会発表させていただきましたのでご報告させていただきます。
第65回日本不整脈心電学会学術大会は猛暑の中東京国際フォーラムで開催されました。Rapid Firingという小さめな口頭発表のセッションでした。口頭発表ははじめてではありませんでしたが、はじめての不整脈学会での発表、英語での発表資料の準備ということもありかなり悪戦苦闘しましたが、非常に貴重な体験となりました。また興味をひく演題が非常に多く、とても有意義な学会でした。
会場が東京国際フォーラムということもあり、私は電車で自宅から会場まで通いました。途中電車で寝過ごすなどのトラブルがありましたがなんとか会場まで到着、日本不整脈心電学会学術大会の江戸っぽいデザインの大きなポスターが出迎えてくれました。(写真1、2)

(写真1)

(写真2)

発表セッションの他に、若い先生向けの教育セッションなど、いろいろなセッションがありました。私は抗不整脈薬のセッションとQT延長症候群のセッションに参加させていただき勉強してきました。
西成田先生の発表です。(写真3、4)比較的大きな会場での口頭発表です。デバイスで検出されたAF burdenと心不全イベントについて。

(写真3)

(写真4)

次の写真は堀口先生のポスター発表です。(写真5)AF合併したPCI施行患者の抗凝固薬の変遷。

(写真5)

(写真6)

堀口先生のポスターを他の施設の先生方が写真に納めていました。発表後の堀口先生と深谷先生。(写真6)
次は私の発表。(写真7)両側大腿静脈閉塞症例のRFCAのCase report。緊張しました。質疑応答では深谷先生に助けていただきました。発表後John先生と。(写真8)

(写真7)

(写真8)

その次は岸原先生の口頭発表。(写真9)心房細動アブレーション後の心機能の改善について。さすがの英語力で会場の先生方とDiscussionされており、とても格好良かったです。(写真10)

(写真9)

(写真10)

あとは会場の雰囲気。(写真11、12)各業者もブースを設けて新しい製品を説明しており、近未来的な雰囲気がありました。

(写真11)

(写真12)

各々、興味のあるセッションで学会を満喫したあとは会場近くで飲み会。心臓血管外科から鳥井先生や当日お誘いしても来てくださったJohn先生も来てくださり大変盛り上がりました。
今回、はじめての不整脈学会で発表という貴重な機会を頂き、ありがとうございました。自身の発表以外にも先輩方や他の施設の先生の発表や教育講演など大変勉強になる貴重な時間を過ごすことができました。最後に深谷先生をはじめとするご指導いただいた多くの先生方に感謝申し上げます。大学院生活ははじまったばかり、これからやってくるであろう海外学会の参加、発表を当面の目標に日々精進して参ります。(写真13)

( 写真13)