医局長のつぶやき

2018年10月

2018年10月 日本心不全学会学術集会

医療系研究科博士課程1年 大木 卓巳

あけましておめでとうございます。北里大学循環器内科学 大学院1年生の大木と申します。ご報告が遅れてしまいましたが、今回10月11日~13日、東京で開催された日本心不全学会学術集会に参加、学会発表させていただきましたのでご報告させていただきます。

第22回日本心不全学会学術集会は新宿の京王プラザホテルで開催されました。また今回はAsian Pasific Congress of Heart Failure(APCHF) が合同開催されていたため、海外から来訪された先生も多く見受けられました。当院からは自分の他にも前村先生(写真1)、矢崎先生、藤田先生(写真2)、鍋田先生(写真3)、小板橋先生(写真4)、さらに現在開業されている品川先生(写真5)がそれぞれ口頭・ポスター発表されました(矢崎先生御免なさい、写真が見つかりませんでした。。。)。

(写真1) 前村先生 (写真2) 藤田先生 (写真3) 小板橋先生
(写真4) 鍋田先生 (写真5) 品川先生

自分は2日目の「心筋症・心筋炎 画像診断」というセッションで、アミロイドーシスをテーマに口頭発表させていただきました(写真6)。初めての日本心不全学会での発表であり非常に緊張しながら壇上でお話しさせて頂きましたが、何より印象に残っていることは質疑応答でした。多くの先生よりご意見いただき中には厳しいご意見もあり、緊張で汗だくになりながらの受け答えではありましたが、質疑応答を重ねていく内に気づかなかった様々な問題が浮き彫りなり、わずか数分ではありましたが身が引き締まる貴重なご経験をさせて頂きました。またその後同じセッションでの発表であった鍋田先生の口頭発表を拝聴して、堂々とした振る舞いで質疑応答に答えていく鍋田先生がとてもカッコ良かったです。共同演者の鍋田先生をはじめ発表までにご協力くださりました諸先生方にこの場をお借りして感謝を申し上げます。ありがとうございました。

(写真6) 筆者発表質疑応答で脇汗が止まりませんでした。

また2日目には前教授である和泉徹先生と昼食にラーメン行列店で共にラーメンを頂くという驚くような経験をしました。昼食休憩に偶然会場で遭遇した和泉先生より「ラーメンを食べよう」とご提案いただき、当初は京王プラザホテルの中華料理店にラーメンってあるのかなと思っていたところ、なんとラーメンを求めて外に繰り出すこととなりました。これはラーメン好きを自称している自分の出番と思い、自分の今までの知識を総動員して辿りついたラーメン店は「風雲児」というつけ麺が有名なラーメン店でした。このカウンターで和泉先生と共につけ麺を頂くというのは、なんとも不思議な光景でした(写真7)。

(写真7) ラーメン「風雲児」にて写真には写っておりませんが、奥に和泉先生も同席しております。ラーメンは魚介系のつけ麺でとても美味しかったです。

同日には当院からの発表は全て終了したため、京王プラザホテルの向かいの西新宿住友ビル49階にある「居酒屋 番屋」で当院心不全班の皆様と夕食を頂きました。急なお誘いにも関わらず、昼食を共にした和泉先生の他、今も院生研究でお世話になっている北里研究所病院の猪又先生、さらには鹿児島よりお越し下さった竹端先生がお越しくださいました(写真8)。皆で杯を交えながら話す世間話から今後の心不全医療についてまで非常に熱いお話を直に聞くことができ、非常に楽しい夕食会であり個人的にはほろ酔いの中で循環器内科医としての充実感を密かに感じておりました。

(写真8) 居酒屋 番屋にて当院心不全チームの他に、和泉先生、猪又先生、竹端先生がお越しくださいました。

最後の方は食レポのような形となってしまいましたが、来年も是非参加させて頂きたいと思える非常に有意義な3日間となりました。ここで経験をまた別の機会で活かせるよう、これからも精進していきたいと思います。拙い文章ではございますが、日本心臓病学会学術総会の報告でした。