循環器内科学 助教 石末 成哉 (救命救急医学)
循環器内科不整脈チーム・救急チームに所属している石末成哉です
今回は台湾で行われたアジア不整脈学会Asian pacific heart rhythm association(APHRS)2018の御報告をいたします。
APHRSはオーストラリアをふくめアジア諸国で行われています。昨年は日本で不整脈心電図学会との共同開催がされていましたが、本年は台湾で開催されました。今まで台湾に行ったことはなかったので、非常に楽しみでした。個人的に空港はワクワクするスポットで、独特の雰囲気が好きです。みなさまはいかがですか?チェックインカウンターで荷物を預け、いつもルーチン(海外旅行保険・両替・Wi-Fiレンタルなどなど)をこなすさなか、後輩の白川先生に偶然遭遇しました。そして、おなじ便とは聞いていたものの、なんと席が隣!偶然にも程があります。驚きのあまり離陸とともに夢の世界へ旅立ちました。台湾に無事到着。台湾は日本より少し暖かく日本と一時間の時差がありました。空港から市内までタクシーで15-20分程度と、街としては利便性が高いと感じました。話がそれました…。
本学からはポスターセッション6演題(西成田先生・荒川先生・白川先生・小林先生・及川先生・岸原先生)、YIAセッション2演題(堀口先生・筆者)の合計8演題が発表されました。特に大学院生になったばかりの荒川先生・白川先生・小林先生の3名も演題を出すことができ、はやい段階から海外学会に触れることができたことは非常にいい機会だったと思います。
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APHRS会場での一幕 左:集合写真 右:ポスター発表の院生たち
会場はすみれ色がイメージカラーだったようです。
それぞれはポスター発表で閲覧者とディスカッションを重ねる様子がありました。特に深谷先生・岸原先生はご友人の方々と英語でやり取りを行っており、われわれヒヨッコ達は憧れの格好いい兄貴たちに感銘を受けました。さて、次にYIAセッションには、光栄にも堀口先生・筆者の2演題が選出されました。YIAセッションは発表13分・質疑応答3分で構成されており、私たちはそれにむけて沢山の準備をしました。なんせ英語での発表であり、緊張感は尋常ではありません。何とか発表と質疑応答を終えることができ、その直後に結果発表…。なんと、私は3rd prizeをいただきました!! 1st, 2nd,はオーストラリアからの発表で英語による圧倒的な情報量の差があり、完敗でした。英語だけでなく、いろいろな課題を考えさせられるいい経験になりました。
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YIAセッションでの一幕 左:堀口先生 右:筆者 ふたりとも緊張の面持ち
その日は庭野先生とともに会食させていただき、台北101という大きなタワーから素敵な夜景の見えるレストランでおいしい紹興酒とお食事を頂きました。台湾での食事ですが、
小籠包をはじめ全体的に台湾料理はおいしく、毎日すごしていると食べ過ぎてしまいそうでした。屋台にも散策し、THE 台湾を堪能しました。
今回のAPHRS2018で得られたYIA3rd prizeという経験は非常に大きなものと感じており、臨床・研究を含め成長する必要性と日々精進しなければと駆り立てられました。
ここに至るまで、阿古先生・庭野先生・深谷先生をはじめとする諸先生方の御指導のおかげと感謝しています。
海外学会だけでなく論文など多くの事項を当院から世界に発信できるよう邁進してまいります。簡単ではありますが、御報告はこれで終わりとします。
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左:夜市を散策中 なに食べようかな 右:台湾伝統のお茶会で
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