医局長のつぶやき

2018年11月

AHA(American Heart Association)2018 in Chicago

医療系研究科博士課程3年 村松 裕介

今回、根本先生の代理発表という形で私は人生初のアメリカに、2018年11月10~12日にシカゴで開催されたAHA Scientific Sessions 2018に行って参りましたのでご報告させていただきます。
シカゴはアメリカ、イリノイ州に位置する大都市で、超高層ビルが立ち並ぶ建築物で有名で、映画のロケ地としてはホームアローンや、バッドマンでも使われています。他にも野球やアメフト、バスケットボールのプロチームもありスポーツも大変盛んな街で、食べ物はキッシュような厚さのシカゴピザや美味しいステーキハウス、数年前に日本でも流行したギャレットポップコーンなどが有名、と出発前にインターネットや本である程度下調べをしていざシカゴへgo。
飛行機に乗り11時間、私が最初にみたアメリカの景色は雪降る空港でした。11月初旬なのに気温は0度で、天候は雪、先生方から寒いとは聞いていましたがここまで寒いとは思いませんでした。
今回、大和出向中の橋本先生と私の妻も一緒でしたので、ホテル到着後まず2ブロック先のピザ屋さんに向かいました。が、わずか2ブロック外を歩いただけで、あまりの寒さに全員震えながら、ホテルにすぐ引き返し、初日はそれから夕食まで外に出られずでした。
夜からはStanford大学に留学中の亀田先生が合流してくださり、シカゴで野球の実況をしているアナウンサーがオープンしたとされるステーキハウスへいき、研修医以来、本当に久々お話をする亀田先生と情報交換をしながら食事をしました。

一枚目:シカゴの街並み、二枚目:キッシュのような厚さのシカゴピザ(と店員のお姉さん)
三枚目:筆者と筆者の妻(左下、左上)、橋本先生(右上)、亀田先生(右下)とディナー

2日目からは本題の学会会場へ!
大きな会場を見回しながら、世界最先端の循環器の発表を聞こうとメインホールへいき、Late Breakingの発表を自分の発表まで聞きました。この日は2013年以降5年ぶりの脂質管理のガイドラインの改定の発表や低用量MTX(メトトレキサート)使用による心血管系イベントの抑制が可能なのかを調べたCIRT(Cardiovascular Inflammation Reduction Trial)の発表があり、自分の研究にもつながる大変興味深い話を現地で聞くことができました。そして、いよいよ自分の発表が始まり、阿古先生もポスター会場に駆けつけてくださり、苦手な英語を駆使しながらもなんとか無事終了することができました。同じ時間帯に亀田先生、橋本先生、そして同じ循環器病棟で働く看護師の林さんも発表がありました。そして夕食は阿古先生とご一緒させていただき、発表お疲れさまも兼ねて皆でステーキハウスへ。

一枚目:左から阿古先生、筆者、橋本先生、林さん
二枚目:発表についての質問をスマートに応える亀田先生
三枚目:お決まりのオブジェクト前で記念撮影(皆、寒さを我慢してます)

3日目の日曜日は晴天に恵まれ、シカゴも少し暖かい気候になりました。
早朝より学会会場に足を延ばし、この日のLate Breakingも聞き、阿古先生のご発表もありましたので我らも会場へ。

この日で亀田先生はStanford大学へ戻られるとのことでしたので午後は少しだけ一緒に観光させていただきました。気温も低く、風も強いシカゴの街でしたが、晴れていることでテンションのあがった私たちはタクシーを使わず、3時間ほど歩きシカゴの街を堪能しました。夜は埼玉自治医科大学付属さいたま医療センターの百村先生と一緒に別のステーキハウスに。美味しいお肉とワインを囲みシカゴの夜を楽しく過ごしました。

左:シカゴで有名なビーン?のオブジェクト前にて
右:恐竜で有名なフィールド博物館で記念撮影(後ろに小さく恐竜が)

左から林さん、橋本先生、阿古先生、筆者の妻、お酒がすでに回っている筆者、百村先生

4日目は私の2つ目の発表がありましたので会場で発表を行い、3日間フルで学会を満喫し、私の初アメリカ、初国際学会発表は終了しました。今回、このような貴重な機会を与えてくださった阿古先生をはじめ多くの先生に感謝させていただきます。今後ともご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いします。
来年は自分の研究結果と共に再びアメリカにいくことを決意し、日常業務に戻ることとします。