医局長のつぶやき

2019年02月

2019.2.14~2.16 第11回 植込みデバイス関連冬季大会

医療系研究科博士課程1年 松浦 元

今回、2019年2月14日~16日まで品川で開催されました第11回植込みデバイス関東冬季大会に参加して参りましたので報告させていただきます。

今年の大会長は北里大学の庭野慎一先生であり、大会の規模、参加者数、応募演題などとても充実した素晴らしい大会となっておりました。本大会では、ますます発達しつつあるデバイスを駆使して人間自身が如何に生きるか、という原点に立ち返るため「デバイスと生きる輝く人生-A better life living with devices-」がテーマであり様々な側面から討論できる内容となっておりました。
プログラムの内容も最新の話題を含む多くのシンポジウムや特別講演が企画されており、当院の上級医の方々の貴重な講演も拝聴することができました。

大会長である庭野先生の開会式挨拶にて幕を開け、当院の不整脈班から庭野先生、深谷先生、岸原先生、及川先生、石末先生、心不全班から猪俣先生、成毛先生、心臓外科から鳥井先生、コメディカルから看護師碓井さん、ME 武田さんの教育講演、シンポジウムなどとても勉強になる内容が盛りだくさんであり、改めて尊敬の念を抱きつつ、北里大学病院での教育をうけられていることのありがたさをかんじました(下記にスタッフDrの内容一部掲載)。

庭野先生「デバイス治療の歴史と展望」、「突然死予防における着用型除細動器の役割」
深谷先生「リード抜去適応を積極的に広げるべきか」
「心房細動の抗凝固療法-我々は、いつ悩むのか?」
岸原先生「Clinical Usefulness and the Role of Wearable Cardioverter Defibrillator(WCD)」
及川先生「疾患管理における遠隔モニタリングの応用」
石末先生「MRI撮像における医師の役割」
猪俣先生「心不全治療におけるCRTの位置づけ」、「AFシンポジウム-CIED患者のAFと管理」
成毛先生「心不全治療におけるチーム医療 心不全管理の立場から」
鳥井先生「デバイス交換手術とリード管理のピットフォール」
碓井さん「心不全治療におけるチーム医療 患者サポートの立場から」
武田さん「MRI撮像フローの作成と問題点」

また、初日の懇親会では、西成田先生、堀口先生が司会をなされ、多くの大先輩方と交流する機会がありました。なぜか、外のライトが心電図のQRS波(下図の左上)になっているというデバイス学会ならではのサプライズもありました。食事やワインも非常においしかったです!

五十嵐先生や、大学院生の西成田先生、堀口先生、白川先生、小林先生、荒川先生、また、不整脈班大学院卒業後の先輩方の発表も拝聴でき、それぞれの先生がOralやPosterでのセッション、座長の先生方や聴衆からの質疑応答を見事にこなされており、非常に勉強になりました。また、不整脈班大学院卒業後の先輩方の発表も拝聴でき、今後の参考にさせていただきつつ、自分のスキルアップにつながるように精進する意欲がわきました。
Case reportや臨床研究などを通して、早速、大学での業務にも還元していきたいです!!

また、関連病院である北里大学メディカルセンターからお越しいただいていた佐藤大輔先生(上記右下右側)にもお会いでき、当時一緒にご指導いただいた西成田先生、白川先生と振り返りをできたのもとてもうれしかったです。
15日の懇親会では、大会長である庭野先生による素晴らしいピアノ演奏を披露していただきました(下記は演奏されている庭野先生)。見事な演奏であり、参加者の方々も皆、聞き入っておりました。

懇親会終了後は、二次会で学会の経過やトピックス、疑問点なども話し合いつつ、お酒も進みました。会の中、なぜかクイズ大会のような流れがあり、深谷先生と荒川先生の即答には驚きました(笑) IQの差なのでしょうか。。。

最終日の懇親会には、ソムリエである田崎真也さんによるワインの説明や、格付けのようなワイン問題などとても盛り上がりました。参加者の皆様は、見事正解しましたでしょうか?
海外学会に参加される機会の多い先生方はやはりワイン通が多いようですね。

最終日まで、学会は大盛況で会場には参加者があふれるほどでした。
今学会に参加することで、非常に貴重な講演、演題を拝聴でき、今後の臨床や研究に還元していきたいと強く感じました。
今後もさらに精進して参りますので、何卒ご指導ご鞭撻の程をよろしくお願い申し上げます。