医局長のつぶやき

2019年09月

第67回 心臓病学会総会レポート

医療系研究科博士課程4年 堀口 愛

つぶやき愛好家の皆様、こんにちは。
不整脈班の堀口です。1年ぶりにつぶやき大臣を御拝命いただきましたので、僭越ながら、心臓病学会の様子についてレポートさせていただきます。
今回は当社比2倍で真面目です。

今回の心臓病学会は9月13日から15日、名古屋国際会議場にて開催されました。当院からは演題発表、シンポジウム、さらに座長と10名以上の大所帯での参加となりました。関連病院の大和市立病院や北里研究所病院からも発表があり、当科のアクティビティの高さを改めて感じました!

学会は、大学院生1年目の齋藤先生の発表からスタート。(写真1)
「ACTA2遺伝子異常が疑われた急性大動脈閉鎖不全症による急性心不全を合併した若年胸部大動脈瘤の一例」の発表でした。きわめて稀で、様々な病態を合併しており、非常に示唆に富む症例で、発表のクオリティも素晴らしかったです。

(写真1) 堂々たる発表の齋藤先生。多忙な中、素晴らしいクオリティです。

また、小板橋先生や深谷先生のシンポジウムも素晴らしく勉強になりました。
小板橋先生は周産期心筋症(PPCM)について、会長特別企画で発表されました。(写真2) PPCMを取り巻く問題点をクリアカットに示してくださり、また、当院での取り組みについても改めて知ることが出来ました。
深谷先生も、いつも通りさすがのプレゼン力で最高でした!(写真3)

(写真2) 小板橋先生の御発表。PPCMの初期症状は正常妊産婦でも感じるものでありますが、BNP高値が一つの目安となるようです。
(写真3) 深谷先生のシンポジウム、座長は庭野先生が務められていました。

松浦先生、大木先生、前村先生も立派に発表されていました。 (写真4-6) 池田先生、ポスター発表は久しぶりとのことで、流石です!! (写真7) わたしも発表しましたが、予想以上に会場が大きく、とても緊張しました……。人前に出るのはやっぱり苦手。 (写真8)

(写真4)前村先生。この症例も中々興味深い。 (写真5)クラシコで有名な大木先生。
(写真6)不整脈班期待の新人、松浦先生。 (写真7)池田先生の発表。このポスターの方もそうですが、若年女性って色々悩ましい。
(写真8)筆者。ノーコメンッ。

関連の大和市立病院や北里研究所病院からも発表がありました!これまた、刺激になります。(写真9-11)

(写真9-10) 大和市立病院から、吉澤先生(左)と村山先生(右)の御発表。4年目ながら、村山先生の発表も素晴らしく、本人の力も勿論ですが吉澤先生の指導力もさすがです。
(写真11) われらが藤吉先輩…先生の御発表。リサーチ力が半端ないです。

また、恩師や旧友、後輩に久しぶりに会えるのも学会での楽しみの一つですよね!

グリーンといえば…??
そう、大内先生です!

現在は島根大学で活躍されている大内先生ですが、こうやってまたお会いできるのが嬉しいですね♪ その場にいた全員で集合写真も撮りました!今、様々な学会でSNSとの連携が行われるようになっている影響でしょうか、JCCでも写真用アイテムが準備されていました。

(写真12) Photo spotを有効活用!なんとなくキャラが出てる笑

こちらは、聖マリアンナの木田先生と、座長を務められた野田先生のツーショットです。(写真13)
野田先生といえば、なんと!今回の心臓病学会でFJCCに!!(写真14)
FJCCすなわち心臓病上級臨床医は、臨床・研究・教育に優れた経験と実績を有する者に与えられる、とのことです。素晴らしいです。

(写真13-14) 座長の任を終えた直後の野田先生。FJCCになって、ますますご活躍されますね♪

お勉強した後は勿論、おいしい食事とお酒です! AFIRE発表やFJCCなど、めでたいこと続きでお酒もすすみました!おかげさまで集合写真も笑顔にあふれていて、幹事冥利につきます。。(写真15-16)
その他、名古屋めしも堪能しました。ひつまぶし、味噌カツ、台湾まぜそば、小倉トーストなどなど!特に、小倉トーストは行列に並んだ甲斐がありました。小豆は甘すぎないし、トーストも外はカリカリ、中はモチモチで言うことなしです。(写真17-18)

(写真15-16) 左は一次会!なんと、レジェンド和泉先生が来てくださいました!!

右が二次会。阿古先生が合流し、さらに盛り上がりました!! スーパーナースの林さんも参加してくださいました!

(写真17-18) 台湾まぜそばと小倉トースト。他のごはんもおいしかったです。

初めて心臓病学会に参加しましたが、聞きごたえのあるセッションも多くて非常に勉強になりました。今後につなげていかないとですね。
いつも指導してくださる先生方、ともに頑張ってる同期や後輩たち、その他支えてくださる皆さまに改めて感謝を述べるとともに、結びの言葉とさせていただきます。