循環器内科学 助教 藤田 鉄平
2020年のコロナウイルス拡大から3年たち、徐々に日本もwith コロナを目指すようになってきました。学会発表もしばらくはリモート配信が続いておりましたが、今回は久々に現地に赴き、発表してまいりました。2022年10月21日 第26回日本心不全学会学術集会、会場は奈良県コンベンションセンターです。
現地では昨年、博士号をとり大学院を卒業した矢崎 先生とも久しぶりに会うことが出来、古都 奈良のシンボル せんとくんと共に写真を一枚。
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北里からは4人が発表しました。大学院生1年の江田先生からは『Hypokinetic non-dilated Cardiomyopathy』についての研究発表、大学院生の瀧上先生からは心不全薬『ARNI』についての研究発表がありました。そして矢崎先生からは、最近注目され始めたばかりである薬剤『Hif-PH』の心不全への効果を、研究結果をまとめ上げたうえで、発表がありました。矢崎先生の時代を先読みする嗅覚は素晴らしいものです。
現地開催では、オーディエンスの存在感、白熱した質疑応答など、リモートではなかなか味わえない雰囲気がありました。リモート配信は移動の手間がない分、便利ではありますが、こういったところが現地開催の良さであります。後輩のみんなも、そんな独特な雰囲気に気後れすることなく、むしろ楽しむように素晴らしい発表をしてくれていました。
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そのような中、自分は『三尖弁逆流と右心不全』というテーマで初めてのシンポジウムを行ってきました。自分の知見がシンポジウムの演者に値する領域にはまだまだ達していないと考えながら、右心の機能評価は大学院生を卒業してから、ずっと追いかけていたものだったので、非常に光栄な役回りを与えていただけたと思い、全力をもって発表してきました。
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発表後は、『質疑応答での返答をこうすればよかったかもな、、、』『プレゼン時の言葉選びをこうすればもっと良かったかもな、、、』など、反省点がいくつも出ましたが、後輩たちから、このシンポジウムとても面白かったですと聞かされた時は、『ああ、それなら良かった』と思えました。
最後にこれからの北里大学の心不全診療の発展を願い、みんなで写真を1枚。
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